電子政府の推進について
電子政府とは、行政内部や行政と国民・事業者との間で書類ベース、 対面ベースで行われている業務をオンライン化し、情報ネットワークを通じて省庁横断的、 国・地方一体的に情報を瞬時に共有・活用する新たな行政を実現するもの (「IT基本戦略」 (2000年(平成12年)11月27日IT戦略会議決定))です。
我が国では、行政手続のオンライン利用の促進、行政情報の電子的提供の推進、業務・システムの最適化、 情報システムに係る政府調達の改善、情報セキュリティ対策の推進等に取り組んでいます。
また、PDCA(Plan(計画)-Do(実施)-Check(評価)-Action(改善))サイクルの確立により、 電子政府の取組を着実に実施し、成果を確実なものとするよう取り組んでいます。
我が国では、 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)の下、電子政府評価委員会 (21年度、 20年度以前)を始め、 内閣官房情報通信技術(IT)担当室電子政府推進管理室(GPMO)、 総務省行政管理局、 各府省における全体管理組織(PMO)等において、電子政府の推進に取組んでいます。
また、情報セキュリティ問題に対しては、我が国における情報セキュリティ政策の基本戦略を決定する 「情報セキュリティ政策会議」と、 その遂行機関である「内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)」 を設置し、情報セキュリティの確保に取り組んでいます。
政府は、 「行政情報化推進基本計画」 (1994年(平成6年)12月25日閣議決定、1997年(平成9年)12月20日改定)に基づき、 1995年度(平成7年度)から2002年度(平成14年度)までの間、行政情報の電子的な提供、 申請・届出等の電子化等社会の情報化の進展に対応した行政情報化の推進、 霞が関WANの整備等行政情報化推進のための基盤整備等に取り組んできました。
その後、利用者本位の行政サービスの提供、簡素で効率的な政府の実現を目指して、 2003年度(平成15年度)から2005年度末(平成17年度末)までの3か年を対象期間とした 「電子政府構築計画(PDF)」 (2003年(平成15年)7月17日 各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議 決定。2004年(平成16年)6月14日一部改定)が策定されました。
さらに、電子政府の取組を一層強力に進めていくため、 「電子政府推進計画(PDF)」 (2006年(平成18年)8月31日各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定。 2007年(平成19年)8月24日、2008年(平成20年)12月25日一部改定)等が策定されています。
行政手続のオンライン化については、 「e-Japan戦略」 2001年(平成13年)1月22日高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部決定)において、 「2003年までに、国が提供する実質的にすべての行政手続きをインターネット経由で可能とする。」 と定められたことを受け、 行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律(平成14年法律第151号)等を制定し、 基盤整備を進めてきました。
また、政府は、国・地方公共団体に対する申請・届出等手続におけるオンライン利用率を 2010年度(平成22年度)までに50%以上とする目標 (「IT新改革戦略(PDF)」 (2006年(平成18年)1月19日IT戦略本部決定))を掲げ、 申請・届出等の電子化に取り組んできた結果、国が扱う申請・届出等手続のほとんどがオンライン化され、 徐々にではありますが、オンライン利用が国民に浸透しはじめています。
さらに、政府は、「 オンライン利用拡大行動計画」(PDF)(2008年(平成20年)9月12日IT戦略本部決定)等に基づき、 国民や企業による利用頻度が高い手続や主として企業等が反復的又は継続的に利用する手続(重点手続)を中心として、 オンライン利用を一層拡大するための取組を進めています。
また、国民や企業にとって飛躍的に簡素で便利、かつ効率的な行政サービスの実現に向けて、 「 次世代電子行政サービス基盤等検討プロジェクトチーム」が設置され、検討が進められています。
「 オンライン利用拡大行動計画(PDF)」で定められた重点手続分野を取扱う電子申請システムは、次のとおりです。
行政情報の電子的提供業務は、 国民等への行政情報の提供を目的とするホームページ等の情報提供サイトに、必要な情報を掲載する業務で、 各府省の各機関(本府省、地方支分部局、施設等機関等)が、それぞれホームページ等を整備・運用し、 情報の掲載等を行っています。
提供する行政情報については、 「行政情報の電子的提供に関する基本的考え方(指針)(PDF)」 (2004年(平成16年)11月12日 各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定) に沿って、各府省が統一性を持って充実を図るとともに、 各府省が提供する情報に国民等利用者がアクセスしやすくするため、 総務省行政管理局において、 これらの情報への総合的な検索・案内機能を持った 「電子政府の総合窓口(e-Gov)」を2001年(平成13年)4月から 整備・運用しています。
オンライン利用を促進するため、利用者視点に立ったシステム整備やサービスの改善等と併せて、 電子政府に関する広報、普及活動を積極的に推進しています。
政府は、簡素で効率的な政府の実現に向けて、各府省の業務・システムについて、 ①業務の制度面・運用面からの見直し、 ②事務処理の電子化・共通化、 ③システムの一元化・集中化等により、 業務・システムを効率化・合理化する取組を進めています。
また、政府情報システムの更なる全体最適化を推進すべく、その在るべき将来像を明確化するとともに、 政府情報システムの統合・集約化やデータ連携の基盤となる共通プラットフォームの整備の課題、 方向性等について、「 政府情報システムの整備の在り方に関する研究会」を開催して検討を進めています。
最適化計画には、人事・給与等業務、災害管理業務等府省に共通する業務・システムに関するものと 個別府省の業務・システムに関するものがあります。
このうち、府省に共通する業務・システムに係る最適化計画は、次のとおりです。
各府省において、情報システムに係る調達手続のより一層の透明性・公平性を確保し、 技術力のある企業に対する競争参加機会の拡充等を図るため、 「 情報システムに係る政府調達の基本指針(PDF)」 (2007年(平成19年)3月1日 各府省情報化総括責任者(CIO)連絡会議 決定)が決定され、同指針に基づき、政府調達が行われています。
ITの急速な発展に伴いITの重要性が増す反面、ITに障害が起きた場合には、 国民生活や経済活動へ大きな打撃を与える可能性があります。
我が国では、情報セキュリティ政策の基本戦略を決定する 「情報セキュリティ政策会議」と、 その遂行機関である「内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)」 を設置し、情報セキュリティ対策を推進しています。
2010年度までに利便・効率・活力を実感できる電子自治体を実現することを目標に、 住民視点と費用対効果の視点に立って、各種施策に取り組んでいます。