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がんこ社労士事務所(ページ2)

いったん使い始めたらやめられないのが「電子申請システム」

開業から約10年間、電子申請システムを使い続けてきた小林氏は、電子申請システムの機能・操作性が向上したことも実感されていると、次のように語ります。

「電子申請システムを初期の頃から試行錯誤しながら活用してきましたので、『こうしてほしい』と思っていた部分が、徐々に改善されていったことがよくわかります。私が利用をはじめた10年前に比べたら、現在のシステムはとても使いやすくなっています。実際に、電子申請システムを利用している他の先生方からも『電子申請をはじめたら、やめることはできないね』という声をよく聞きます。私自身も、仮に電子申請システムが1週間止まってしまったらとても仕事にならず、本当に困ってしまうでしょう」(小林氏)

また、最近はまわりの社労士の方々のあいだでも、電子申請システムへの関心が急速に高まっているといいます。

「私がはじめた10年前は、事業主さんに電子証明書を取得してもらう必要があったため、まわりの社労士に否定的な意見が多かったのも事実です。しかし、2008年(平成20年)から、事業主に電子証明書を取得していただかなくても、社労士の電子証明書で代行できるようになりましたので、そこから徐々に広がってきました。さらに、2013年(平成25年)には、雇用保険の離職票の申請も社労士の電子証明書で代行が可能になり、『これは便利だ』ということで、『そろそろ始めなければ』と考える社労士が急速に増えてきたと感じています」(小林氏)

すべての企業・組織がメリットを実感できるシステム、ぜひ積極的な活用を!

電子申請システムは、小林氏のような社労士の方々はもちろん、一般の企業にとっても有用なシステムです。長年、電子申請システムを活用してきた小林氏は、企業にとってのメリットを次のように説明します。

「企業にとっても、電子申請システムが有用なのは間違いありません。紙だと、時間がない中、窓口まで出向き、何時間も待つこともありますが、電子申請ならその必要はありません。特に、専門の担当者を置くことが難しい中小企業のメリットは大きいでしょう。全国に拠点を持つ大きい会社も、本社で一括管理・申請ができる意義は大きいと思います」(小林氏)

また、これからはじめてみようと考えている企業に対しては、次のようにアドバイスを送ります。

「最初は、戸惑いもあると思いますが、要は慣れです。『雇用保険被保険者資格取得届』のように申請期限まで比較的時間に余裕があって(被保険者となった事実のあった日の属する月の翌月の10日まで)紙の届出用紙によく似た画面に入力する申請がありますので、まずはこうした手続からはじめて、徐々に広げていくとよいと思います。また、何かわからないことがあれば、電子政府利用支援センターで問合せることもできますので、ぜひ、気軽な気持ちでチャレンジしてみてください」(小林氏)

10年以上電子申請システムを活用してきた小林氏だけに、その言葉には強い説得力があります。小林氏が指摘されるように、電子申請システムは徐々に改良が加えられ、活用のハードルは年々低くなっています。ぜひ、今年、最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。